御詠歌:これもまた くらいもたかき てんのうじ さながらにはや くもいなるらん
廬山寺の霊場本尊如意輪観音は元金山天王寺の本尊である。
金山天王寺とは用明天皇(五八六)の御宇に、聖徳太子によって大阪・四天王寺、三重県伊勢の天王寺、東京谷中の天王寺と共に全国四ヶ所に建立された天王寺の一つである。
当初の本尊如意輪観音像並びに伽藍等は数度の火難に遭遇し、久しく廃絶に帰したが、承元元年(一二〇七)に烏丸一条北に再建され、承久年中(一二一九)に上立売室町東に移転するその間、本尊もその当時の大阪・四天王寺の本尊[飛鳥時代]を模倣造立し、旧観に復する。
天正十三年(一五八五)、廬山寺二十二世超空上人が今出川通り七本松に移され、明治七年(一八七四)二月官許によって廬山寺に合併され現在に至る。現存の本尊如意輪観音は鎌倉時代の作であるが、飛鳥仏の姿貌を残す霊験の顕著なること炳として日星の如く、諸願よく成就す、これをもって古来より来たり、詣でるもの雲の如く集まり、常に香華絶えることなしと云われる。
参拝の御案内
住所 | 京都府京都市上京区北之辺町397 |
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電話番号 | 075-231-0355 |
駐車場 | 有 (無料) 20台 |
参拝時間 | 開門/午前9時~午後4時 |
参拝料 | 有 (大人 500円、中小学生 400円) |
交通案内 最寄駅 |
市バス「府立医大病院前」停下車 徒歩約5分 |
URL | http://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/ |