御詠歌:まよいいで ここはいなばの ひがしむき こころはにしへ はこびぬるかな
当山は長保五年(一〇〇三)橘行平卿の私宅を寺とし、その孫の光朝禅師を本願として創建されました。本尊薬師如来は日本三如来に数えられています。
因幡堂縁起によりますと、橘行平卿が夢告により、因幡の国賀留津の海中より薬師如来を引き上げ、仮堂に安置されました。行平卿の帰京の後、尊象は京都に飛来され行平卿の屋敷に入られた。行平卿は屋敷を寺としこれを祀ったのが当寺の始まりです。長保五年四月八日のことです。因幡の国には後光と台座だけが残り、座光寺と呼ばれ現在も残っています。
当寺は町衆の寺として特に芸能に縁が深く一説には浄瑠璃発祥の地ともいわれ、また、狂言にも「因幡堂」「鬼瓦」など、当寺を舞台にした演目が残っています。室町時代より猿楽狂言が何度も上演され、江戸時代には因幡堂芝居と呼ばれる歌舞伎興行が行われていました。
また当山に伝わる二体の十一面観音は元、北野天満宮に祀られた観音様で、東寺の観智院を経て当山に来られ、観音堂本尊として安置されました。
参拝の御案内
住所 | 京都市下京区松原通烏丸東入因幡堂町728 |
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電話番号 | 075-351-7724 |
駐車場 | 無 (但し境内に3台駐車可) |
参拝時間 | 開門/午前8時~午後5時 |
参拝料 | 無料 |
交通案内 最寄駅 |
市バス「烏丸松原」停下車 徒歩約2分 地下鉄烏丸線「四条」駅下車 徒歩約5分 阪急電車「烏丸」駅下車 徒歩約5分 |